• サナ通信
  • 2019.03.14

サナ通信 Vol.19 ゴールデンウィーク中の活性汚泥管理ポイント!

ゴールデンウィーク中の活性汚泥管理ポイント!

GWの休業中の管理如何で、休み明けを安心して迎えられます。

活性汚泥はご存知のとおり生き物です。負荷の無い工場の休み期間を何もせず過ごすと、活性汚泥の処理機能は低下し、休み明けに処理不調を起こすことがあります。

このような経験はございませんか?

①休み明けに処理水が濁る。

BOD処理不良や、活性汚泥フロックがバラバラになって流出している可能性があります。

②沈殿槽で汚泥の塊が浮かぶ。またはスカム状になる。処理水のpHが下がる。

⇒休み期間中に過剰硝化が進んでいる可能性があります。

③沈降性が悪く、通常時に比べ汚泥界面が高い。

⇒流入の無い休み期間中に処理が進行して、低負荷による糸状菌が発生し、沈降性が悪くなっている可能性があります。

対策をせず、糸状菌が発生している汚泥(糸状菌バルキング)

対策をせず、糸状菌が発生している汚泥(糸状菌バルキング)

対策を行い、糸状菌の発生を抑制している汚泥

対策を行い、糸状菌の発生を抑制している汚泥

これらの問題は、休み中に負荷汚泥にとってのエサが無いことから、フロック形成やBOD処理を担っているバクテリアの量が減少することに起因しています。このような状態が継続しますと、フロックを形成していたバクテリアの粘性分泌物がバクテリア自身のエサとして消費されてしまったり、 高DOや曝気槽滞留時間の増加によって、生物による窒素の酸化が過剰に進んでしまったりと、上記➀~③のような現象に繋がりますので 注意が必要です。

サナではこういった問題を抱えられたお客様に安心をお届けするべく、現場経験豊富なスタッフと各種対応剤をスタンバイしております。電話相談から無料現場調査まで、お気軽にご連絡ください! また、脱臭・消臭も得意としており、排水・廃棄物などの臭気を軽減し、快適な環境作りのお手伝いをさせていただいております。