育猫奮闘記

昨年秋、ひょんな事から小猫を拾い家で飼うことになりました。顔に比べて耳が際立って長かったのでミミと名付けました。かなりのおてんば娘で次から次にいろんなことを仕出かすので、対応に大わらわで悪戦苦闘の日々が続いております。

そんな我が家のミミですが、どうも植物の葉っぱに目がないようで、観葉植物の葉っぱをムシャムシャ食べるのです。ネコは毛玉を吐くために草を食べることは知っていましたが、まさか観葉植物を食べるとは予想外でした。口の届く下側の部分を食べ尽くすと、次は上の方の葉っぱを食べるために木によじ登ろうとします。鉢ごと倒す危険もあり、観葉植物が枯れてしまう可能性もあるので、食べられないように周りにカバーをして、念のために転倒防止対策も行いました。さすがに諦めるかなと思っていたのですが、今度は別の部屋に置いてある小さな鉢の観葉植物に目を付け、それを食べ尽くし、さらに何と!サボテンまで食べ始めました。我が家の観葉植物は壊滅状態に瀕しております。

そこで何とか対策をしなければと思い、道端に生えている雑草を採って与えてやることにしました。色々な雑草を試してみたのですが、イネ科のオヒシバやエコログサ(ネコジャラシ)は食べると直ぐにゲロをするので、毛玉取りをするには適しているようですが、日常的にあげるのは無理なようです。最も食いつきが良くてゲロをしなかったのは、日当たりのよい道端でよく見かける、葉の形がツユクサに似た比較的背丈の低い雑草(名前は不明)でした。この草をミミに見せると目の色を変えて貪り付き、まるで草食動物のように食べていました。観葉植物よりも普段の餌よりも明らかに食付きが良いのです。そこで毎日食事の前にこの草を与えてやることにしました。毎日採ってくるのは大変なので根の付いたまま花瓶に入れて水耕栽培状態にしておくと1週間程度は持ちます。定期的に与え始めると不規則だったウンチも毎日規則的に出るようになり、量も増えてきました。今まで丸くコロコロしていたウンチが太く長くなりました。これで観葉植物も保護できるし、健康増進や毛玉対策にもなる!と喜んでいたのですが・・・

そんなある日、仕事から帰ってくるとミミの表情が何か変な感じなのに気が付きました。悪戯をして何かを壊したりした時と同じ表情をしていたので、また何かやらかしたのかな?と嫌な予感を抱きながら恐る恐る部屋の中を見回してみると、和室の畳の上に今まで無かった筈の筋がついていて、なんと!その先に吊るした干し柿のように数珠状に連なった茶色い物体が転がっているではありませんか!!そう、ウンチです。いつもちゃんとトイレでしているのに何故?と思いましたが、冷静になってよく見ると、筋は蛇行しながらトイレの方まで続いていました。トイレでしたウンチをお尻に付けたまま必死にお尻から切り離そうとして和室までたどり着きようやく切り離しに成功した、という状況らしいのです。(さぞパニック状態だったことでしょう!)ウンチを良く観察してみると連結部分に植物の繊維と思われるものがはっきりと見え、食べた草のせいなのは間違いないようです。どうやら調子に乗って草を食べさせ過ぎたようです。これではミミを怒るわけにもゆかず、心の中で泣きながら後片付けをしました。消毒用アルコールで畳と床をふき、最後はFB(勿論スメロンラック)で除菌消臭しました。

この大失敗で草をあげるのを止めようかとも考えましたが、葉っぱをそのまま食べさせるから繊維が長すぎてウンチが切れなくなっただけで、適当な長さに切ってやれば良いのでは?と思い直し、恐る恐る長さと量を加減しながら再び試してみることにしました。やはり、切ってから与えると量を増やしても問題ありませんでした。以来、ウンチはしっかり切り離されてトイレに収まっています。ただミミは切った草が食べづらそうで、むせるようにして食べていますが・・・多少の犠牲はやむをえません。

最初の頃は餌もあまり食べず下痢気味で、ちゃんと成長できるか心配だったのですが、雑草パワーの成果?か、初めての夏も無事に乗り切り、体重も2Kgを超え、もう立派な成猫の仲間入りです。相変わらず悪戯は絶えませんが、今では大切な家族の一員です。これからも、どんな事を仕出かすのかハラハラドキドキしながらドラ娘の成長を見守ってゆきたいと思います。

研究部 橘田

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