正体は?

5月の肌寒い日の夕方、 アパートの階段に黒っぽい物体を発見しました。
危うく踏んでしまうところでしたが、咄嗟によけて確認すると2羽のヒナ鳥でした。
残念ながら1羽はすでに死んでしまっており冷たくなっていました。
もう1羽の方は動かないものの辛うじて生きている様子でした。
鳥の種類は分かりませんでしたが、どうにか助けたいと思い、自称埼玉のムツゴロウこと私の父親に電話、どうしたらよいのか教えてもらいました。
目はあいておらず全体的に産毛が生えているような姿のため、段ボール箱にティッシュペーパーを敷き寒くならないようにしてからペットショップに走り、鳥用の水で溶くタイプの練りエサを購入しました。
給餌方法は割り箸の先端を細く薄く削り、その上に練りエサをのせヒナ鳥の口元に運ぶとのことでした。
さっそくエサを練り、言われた通りに口元に運んでみました。しかしヒナ鳥はピクリともしません。
やはり人が育てるのは無理かと思いましたが、またまた埼玉のムツゴロウに電話し状況を伝えると、ヒナのくちばしを割り箸の先でトントンと刺激しては?とのことでした。
半信半疑で実行すると、ヒナ鳥はピヨピヨと高い声で鳴きながら精一杯にくちばしを広げました。
必死にエサを求める仕草から可愛さと力強さを感じました。
一度エサを口にすると何度も食べ、この小さい体でよくこれほどの量を食べるなぁと思うほどでした。

その後、ブドウ虫というイモ虫を釣り具屋で購入し、練りエサから変更しました。
私の手からエサを食べるまでになりましたが、ひと月位で立派なスズメに成長し別れの日を迎えました。

飛んでいく姿を見て寂しさや達成感のようなものもあり複雑な心境でした。
北関東営業所 武井

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